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他様
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ひとさま
ふりがな文庫
“
他様
(
ひとさま
)” の例文
旧字:
他樣
『これ、お作や。御辞儀しねえかよ。
其様
(
そんな
)
に
他様
(
ひとさま
)
の前で立つてるもんぢや無えぞよ。
奈何
(
どう
)
して
吾家
(
うち
)
の児は
斯
(
か
)
う行儀が
不良
(
わる
)
いだらず——』
破戒
(新字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
他様
(
ひとさま
)
の眼を明るくして上げたいというわたしの心ばかりの
功徳
(
くどく
)
のつもりでございますよ。
大菩薩峠:18 安房の国の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
そんな折には、和尚は
定
(
きま
)
つたやうに自分でそれを買戻して、一々残らず引き裂いて捨ててしまふ事にしてある。結構な事で、
他様
(
ひとさま
)
に高い
金銭
(
かね
)
を払はす程の代物でない事をよく知つてゐるのだ。
茶話:03 大正六(一九一七)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
『これ——もうすこし起きておいでなさいよ。
他様
(
ひとさま
)
が見て笑ふぢや
有
(
あり
)
ませんか。』と叱るやうに言つた。奥様は引取つて
破戒
(新字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
「自分じゃそう吸いたいとも思いませんが、
他様
(
ひとさま
)
が燻していらっしゃると、つい頂きたく成る」
家:02 (下)
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
他
常用漢字
小3
部首:⼈
5画
様
常用漢字
小3
部首:⽊
14画
“他”で始まる語句
他
他人
他所
他人事
他家
他愛
他処
他事
他国
他目