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人山
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ひとやま
ふりがな文庫
“
人山
(
ひとやま
)” の例文
嫌々腰を
擡
(
もた
)
げて見ますと、ここにも
揉烏帽子
(
もみえぼし
)
や
侍烏帽子
(
さむらいえぼし
)
が
人山
(
ひとやま
)
を築いて居りましたが、その中に交ってあの
恵門法師
(
えもんほうし
)
も、
相不変
(
あいかわらず
)
鉢の開いた頭を一きわ高く聳やかせながら
竜
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
住吉
新慶町
(
しんけいまち
)
辺に来ると、
兼
(
かね
)
て六番、八番の両隊が舎営していたことがあるので、路傍に待ち受けて
別
(
わかれ
)
を惜むものがある。堺の町に入れば、道の両側に
人山
(
ひとやま
)
を築いて、その中から往々
欷歔
(
すすりなき
)
の声が聞える。
堺事件
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
吾妻橋
(
あずまばし
)
の
欄干
(
らんかん
)
によって、人が大ぜい立っている。時々巡査が来て
小言
(
こごと
)
を云うが、すぐまた元のように
人山
(
ひとやま
)
が出来てしまう。皆、この橋の下を通る花見の船を見に、立っているのである。
ひょっとこ
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
人
常用漢字
小1
部首:⼈
2画
山
常用漢字
小1
部首:⼭
3画
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