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二枚折
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にまいおり
ふりがな文庫
“
二枚折
(
にまいおり
)” の例文
と云いながら、ずか/\と
慈悲容赦
(
なさけようしゃ
)
も荒々しく、
二枚折
(
にまいおり
)
の
反故張屏風
(
ほごばりびょうぶ
)
を開け、母の掛けて居りまする
四布蒲団
(
よのぶとん
)
を取りにかゝりますから
西洋人情話 英国孝子ジョージスミス之伝
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
暖炉
(
だんろ
)
は
塞
(
ふさ
)
いだままの一尺前に、
二枚折
(
にまいおり
)
の
小屏風
(
こびょうぶ
)
を穴隠しに立ててある。窓掛は
緞子
(
どんす
)
の
海老茶色
(
えびちゃいろ
)
だから少々全体の装飾上調和を破るようだが、そんな事は道也先生の眼には
入
(
い
)
らない。
野分
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
と
上
(
あが
)
って見ると、
九尺二間
(
くしゃくにけん
)
の
棟割長屋
(
むねわりながや
)
ゆえ、戸棚もなく、
傍
(
かたえ
)
の方へ
襤褸夜具
(
ぼろやぐ
)
を積み上げ、
此方
(
こちら
)
に建ってあります
二枚折
(
にまいおり
)
の
屏風
(
びょうぶ
)
は、破れて取れた
蝶番
(
ちょうつがい
)
の所を
紙捻
(
かんぜより
)
で結びてありますから
西洋人情話 英国孝子ジョージスミス之伝
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
二枚折
(
にまいおり
)
の
葮
(
よし
)
の屏風の蔭に、
蛇形
(
じゃがた
)
の
単物
(
ひとえもの
)
に紺献上の帯を神田に結び、
結城平
(
ゆうきひら
)
の半合羽を着、
傍
(
わき
)
の方に
振分
(
ふりわけ
)
の小包を置き、年頃三十ばかりの男で、色はくっきりと白く眼のぱっちりとした、鼻筋の通った
真景累ヶ淵
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
二
常用漢字
小1
部首:⼆
2画
枚
常用漢字
小6
部首:⽊
8画
折
常用漢字
小4
部首:⼿
7画
“二枚”で始まる語句
二枚
二枚袷
二枚続
二枚襲
二枚重
二枚戸
二枚貝
二枚屏風