“葮”の読み方と例文
読み方割合
よし100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
と床を敷く間新吉は煙草をんでいると、戸外おもての処は細い土手に成って下に生垣いけがきが有り、土手下のよしあしが茂っております小溝こみぞの処をバリ/\/\という音。
真景累ヶ淵 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
刀を持ったなりドブリと綾瀬川へ飛び込むと、よしあしの繁った処に一艘船がつないで居りましたが、とまを揚げて立出たちいでたは荷足の仙太郎で、楫柄かじづかを振り上げて惣兵衞の横面よこつらを殴る。
二枚折にまいおりよしの屏風の蔭に、蛇形じゃがた単物ひとえものに紺献上の帯を神田に結び、結城平ゆうきひらの半合羽を着、わきの方に振分ふりわけの小包を置き、年頃三十ばかりの男で、色はくっきりと白く眼のぱっちりとした、鼻筋の通った
真景累ヶ淵 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)