事無ことな)” の例文
政治界でも実業界でも爺さんでなければ夜も日も明けない老人万能で、眼前の安楽や一日の苟安こうあんを貪る事無ことなかれ主義に腰を叩いて死慾しによくばかりかわいている。
事無ことなさにイザルの森をさまよふか雲居くもゐそとに子等は待たぬか
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
さても事無ことなをし
白羊宮 (旧字旧仮名) / 薄田泣菫薄田淳介(著)
をさまれる世の事無ことなさに
一握の砂 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)