“丸(まある)” の例文
その柳が、遠くに煙(けむ)るように見えるんです。その上に東山が——東山でしたね奇麗な丸(まある)い山は——あの山が、青い御供(おそなえ)のように、こんもりと霞(かす)んでるんです。
虞美人草 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
「見事だね。かえって生(なま)じいな花よりも、好(よ)ござんすよ。ここからは、たった一本しっきゃ見えないね。向(むこう)へ廻ると刈り込んだのが丸(まある)く揃(そろ)って、そりゃ奇麗」
虞美人草 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)