丸坊主まるぼうず)” の例文
プロムナアド・デッキの手摺てすりりかかって海につばいていると、うしろからかたたたかれ、振返ふりかえると丸坊主まるぼうずになりたての柴山でした。
オリンポスの果実 (新字新仮名) / 田中英光(著)
アーストロフさんもおっしゃったとおり、あなたがたはみんな、分別もなく森を枯らしてばかりいるので、まもなくこの地上は丸坊主まるぼうずになってしまうんだわ。
拳闘けんとう某氏ぼうしのように責任を感じて丸坊主まるぼうずになったひともいましたが、やはり気恥きはずかしさやひがみもあり張りめた気も一遍いっぺんに折れた、がっかりさで
オリンポスの果実 (新字新仮名) / 田中英光(著)