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不省
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ふせい
ふりがな文庫
“
不省
(
ふせい
)” の例文
そのころ、人事
不省
(
ふせい
)
の両人をのせた気球は、不連続線の中につき入って、はげしく
翻弄
(
ほうろう
)
されていた。ものすごい上昇気流が、気球をひっぱりこんだから、たまらない。
空中漂流一週間
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
煩
(
わずら
)
い付て四、五日目から人事
不省
(
ふせい
)
、
凡
(
およ
)
そ一週間ばかりは何も知らない程の容体でしたが、
幸
(
さいわい
)
にして全快に及び、衰弱はして居ましたれども、歳は若し、
平生
(
へいぜい
)
身体
(
からだ
)
の強壮なその
為
(
た
)
めでしょう
福翁自伝:02 福翁自伝
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
あッという声がして、女中が襖をと思うに似ず、
寂莫
(
せきばく
)
として、ただ夫人のものいうと響くのが、ぶるぶると耳について、一筋ずつ髪の毛を伝うて動いて、人事
不省
(
ふせい
)
ならんとする、瞬間に異ならず。
伊勢之巻
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
不
常用漢字
小4
部首:⼀
4画
省
常用漢字
小4
部首:⽬
9画
“不”で始まる語句
不可
不思議
不憫
不図
不味
不審
不埒
不幸
不愍
不相変