トップ
>
不検束
>
ふしだら
ふりがな文庫
“
不検束
(
ふしだら
)” の例文
試してみたいような素晴らしいスープが煮えているんだからなあ! この市に持ちあがっている
不検束
(
ふしだら
)
は、すぐにばれてしまうだろうて!
死せる魂:02 または チチコフの遍歴 第一部 第二分冊
(新字新仮名)
/
ニコライ・ゴーゴリ
(著)
一つには峻自身の
不検束
(
ふしだら
)
な生活から、彼は一度肺を悪くしたことがあった。その時義兄は北
牟婁
(
ムロ
)
でその病気が
癒
(
なお
)
るようにと神詣でをしてくれた。
城のある町にて
(新字新仮名)
/
梶井基次郎
(著)
そして其の間それを傍観してゐる磯村の
堪
(
た
)
へ忍ばねばならなかつた苦痛は、むしろそれ以上であつた。何事にも
不検束
(
ふしだら
)
な彼にも、監視と
鞭撻
(
べんたつ
)
の余儀ないことが痛感された。
花が咲く
(新字旧仮名)
/
徳田秋声
(著)
しかし
不検束
(
ふしだら
)
な主人はその正規の時間に帰って、正規のおしきせの晩酌で満足して寝ることは稀であった。
不幸
(新字新仮名)
/
梶井基次郎
(著)
一月二月
(
ひとつきふたつき
)
小野田の住込んでいた
店
(
たな
)
では、毎日のように
入浸
(
いりびた
)
っていたお島は、平和の
攪乱者
(
こうらんしゃ
)
か何ぞのように
忌嫌
(
いみきら
)
われ、不謹慎な口の利き方や、
遣
(
やり
)
っぱなしな日常生活の
不検束
(
ふしだら
)
さが
あらくれ
(新字新仮名)
/
徳田秋声
(著)
不
常用漢字
小4
部首:⼀
4画
検
常用漢字
小5
部首:⽊
12画
束
常用漢字
小4
部首:⽊
7画
“不”で始まる語句
不可
不思議
不憫
不図
不味
不審
不埒
不幸
不愍
不相変