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不得心
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ふとくしん
ふりがな文庫
“
不得心
(
ふとくしん
)” の例文
又、塙代奴が余の許しも受けいで、
無作
(
むさ
)
と他藩の恩賞を受けるとは不埒千万。
不得心
(
ふとくしん
)
この上もない奴じゃ。棄ておいては当藩の示しにならぬ。家禄を召上げて追放せい。
名君忠之
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
忠義
一図
(
いちづ
)
のお父さんは一も二もなくお受けをしてきたが、
二男
(
じなん
)
の裕助君が異議を申し立てたのにおどろいた。お母さんも無条件の賛成でなかった。
得心
(
とくしん
)
のような
不得心
(
ふとくしん
)
のようなことばかりいう。
苦心の学友
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
以て
家督
(
かとく
)
に仕つり候儀を右兩人の者共
不得心
(
ふとくしん
)
にて藤五郎弟藤三郎を
嫡子
(
ちやくし
)
に立てべき
旨
(
むね
)
主人へ度々
相勸
(
あひすゝ
)
め候得共藤三郎儀は未だ
幼少
(
えうせう
)
と申し其上
多病
(
たびやう
)
の
生
(
うま
)
れ付に御座候ゆゑ主人主税之助
承知
(
しようち
)
仕つらず候を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
「帰るであろうか」と、源三郎はまだ
不得心
(
ふとくしん
)
らしい顔をしていた。
鳥辺山心中
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
不
常用漢字
小4
部首:⼀
4画
得
常用漢字
小5
部首:⼻
11画
心
常用漢字
小2
部首:⼼
4画
“不得”で始まる語句
不得手
不得要領
不得已
不得
不得止
不得策
不得御意