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下眼
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しため
ふりがな文庫
“
下眼
(
しため
)” の例文
虚脱したようになっている笠原のあわれな寝顔を、安芸子は
下眼
(
しため
)
に見さげておいて、そろりと伊沢のとなりの椅子に移ってきた。
雪間
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
「
小六
(
ころく
)
さんが
怒
(
おこ
)
つてよ。
可
(
よ
)
くつて」と
御米
(
およね
)
はわざと
念
(
ねん
)
を
押
(
お
)
して
置
(
お
)
いて
微笑
(
びせう
)
した。
宗助
(
そうすけ
)
は
下眼
(
しため
)
を
使
(
つか
)
つて、
手
(
て
)
に
持
(
も
)
つた
小楊枝
(
こやうじ
)
を
着物
(
きもの
)
の
襟
(
えり
)
へ
差
(
さ
)
した。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
捜査一課は
下眼
(
しため
)
になって、なにか考えていたが、煙草に火をつけると、胡散くさいといったようすで問いかえした。
肌色の月
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
蔵人は
下眼
(
しため
)
になって含み笑いをしながら
無惨やな
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
下
常用漢字
小1
部首:⼀
3画
眼
常用漢字
小5
部首:⽬
11画
“下眼”で始まる語句
下眼瞼