かむ)” の例文
この歌の次の、「対馬つしま下雲したぐもあらなふかむにたなびく雲を見つつ偲ばも」(巻十四・三五一六)は、男の歌らしいから、防人さきもりの歌ででもあって、前のは防人の妻ででもあろうか。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)