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上半身
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かみはんしん
ふりがな文庫
“
上半身
(
かみはんしん
)” の例文
逃げ出そうとでもするようにして
上半身
(
かみはんしん
)
を窓の外へ出したところで、そこにあったセンターポールで顔を打って昏倒した。
魔の電柱
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
夫
(
それ
)
は
深刻
(
しんこく
)
な
印度
(
いんど
)
の
化物
(
ばけもの
)
とは
比
(
くら
)
べものにならぬ。
例
(
たと
)
へば、ケンタウルといふ
惡神
(
あくしん
)
は
下半身
(
しもはんしん
)
は
馬
(
うま
)
で、
上半身
(
かみはんしん
)
は
人間
(
にんげん
)
である。
妖怪研究
(旧字旧仮名)
/
伊東忠太
(著)
彼等の
上半身
(
かみはんしん
)
。「さん・せばすちあん」は船長にすがったまま、じっと空中を見つめている。何か狂人に近い表情。船長はやはり冷笑したまま、
睫毛
(
まつげ
)
一つ動かさない。
誘惑
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
絶えず体に波を打たせていた蛇の
下半身
(
しもはんしん
)
が、
先
(
ま
)
ずばたりと
麦門冬
(
りゅうのひげ
)
の植えてある雨垂落の上に落ちた。続いて
上半身
(
かみはんしん
)
が這っていた窓の
鴨居
(
かもい
)
の上をはずれて、首を籠に挿し込んだままぶらりと下がった。
雁
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
「さん・せばすちあん」の
上半身
(
かみはんしん
)
。彼は急に十字を切る。それからほっとした表情を浮かべる。
誘惑
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
▼ もっと見る
又
(
また
)
ギカントスは
兩脚
(
れうあし
)
が
蛇
(
へび
)
で
上半身
(
かみはんしん
)
は
人間
(
にんげん
)
、サチルスは
兩脚
(
れうあし
)
は
羊
(
ひつじ
)
で
上半
(
かみはん
)
が
人間
(
にんげん
)
である。
妖怪研究
(旧字旧仮名)
/
伊東忠太
(著)
彼等の
上半身
(
かみはんしん
)
。「さん・せばすちあん」は
愈
(
いよいよ
)
興奮し、何か又船長に話しかける。船長は何とも返事をしない。が、
殆
(
ほとん
)
ど厳粛に「さん・せばすちあん」の顔を見つめている。
誘惑
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
“上半身”の意味
《名詞》
腰から上の部分。
(出典:Wiktionary)
上
常用漢字
小1
部首:⼀
3画
半
常用漢字
小2
部首:⼗
5画
身
常用漢字
小3
部首:⾝
7画
“上半”で始まる語句
上半
上半期
上半部