三角標さんかくひょう)” の例文
「もうじきわし停車場ていしゃじょうだよ」カムパネルラがこうぎしの、三つならんだ小さな青じろい三角標さんかくひょうと、地図とを見くらべていました。
銀河鉄道の夜 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
川下のこうぎしに青くしげった大きな林が見え、そのえだにはじゅくしてまっ赤に光るまるいがいっぱい、その林のまん中に高い高い三角標さんかくひょうが立って
銀河鉄道の夜 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
するとほんとうに、そのきれいな野原のはらじゅうの青やだいだいや、いろいろかがやく三角標さんかくひょうも、てんでに息をつくように、ちらちらゆれたりふるえたりしました。
銀河鉄道の夜 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
そしてその地図の立派なことは、夜のようにまっ黒なばんの上に、一一の停車場や三角標さんかくひょう、泉水や森が、青やだいだいや緑や、うつくしい光でちりばめられてありました。
銀河鉄道の夜 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)