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万頃
ふりがな文庫
“万頃”の読み方と例文
旧字:
萬頃
読み方
割合
ばんけい
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ばんけい
(逆引き)
遠い山々の峰が赤く、
万頃
(
ばんけい
)
の波頭が赤く、船は半面を燃えるように赤らめ、人々の顔は
羞恥
(
しゅうち
)
の限りのようにまッ赤に色どられた。
石狩川
(新字新仮名)
/
本庄陸男
(著)
何者か因果の波を一たび起してより、
万頃
(
ばんけい
)
の乱れは
永劫
(
えいごう
)
を極めて尽きざるを、渦
捲
(
ま
)
く中に
頭
(
かしら
)
をも、手をも、足をも
攫
(
さら
)
われて、行くわれの
果
(
はて
)
は知らず。
薤露行
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
お光の心は如何様に涼しく感じたであろう。秋になる。
万頃
(
ばんけい
)
の蘆一斉にそよいで秋風の辞を歌う。蘆の花が咲く。
雁
(
かり
)
が鳴く。
時雨
(
しぐれ
)
が降る。蘆は次第に枯れそめる。
漁師の娘
(新字新仮名)
/
徳冨蘆花
(著)
万頃(ばんけい)の例文をもっと
(5作品)
見る
万
常用漢字
小2
部首:⼀
3画
頃
常用漢字
中学
部首:⾴
11画
“万”で始まる語句
万
万一
万歳
万事
万年青
万更
万斛
万々
万屋
万端
“万頃”のふりがなが多い著者
矢崎嵯峨の舎
本庄陸男
徳冨蘆花
夏目漱石
夢野久作