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一房
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ひとふさ
ふりがな文庫
“
一房
(
ひとふさ
)” の例文
一房
(
ひとふさ
)
の西洋葡萄をもぎって、しくしくと泣きつづけていた僕の
膝
(
ひざ
)
の上にそれをおいて静かに部屋を出て行きなさいました。
一房の葡萄
(新字新仮名)
/
有島武郎
(著)
余は
夏蜜柑
(
なつみかん
)
の皮を
剥
(
む
)
いて、
一房
(
ひとふさ
)
ごとに裂いては
噛
(
か
)
み、裂いては噛んで、あてどもなくさまようていると、いつの
間
(
ま
)
にやら幅一間ぐらいの
小路
(
しょうじ
)
に出た。
京に着ける夕
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
一房
(
ひとふさ
)
の葡萄のごとし
藤村詩抄:島崎藤村自選
(旧字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
一房
(
ひとふさ
)
絞
(
しぼ
)
っては、
文芸倶楽部
(
ぶんげいくらぶ
)
の芸者の写真を一枚はぐり、一房
絞
(
しぼ
)
っては一枚はぐる。芸者の絵が尽きた時、彼はコップの中を
匙
(
さじ
)
で
攪
(
か
)
き廻して妙な顔をしている。
野分
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
一
常用漢字
小1
部首:⼀
1画
房
常用漢字
中学
部首:⼾
8画
“一”で始まる語句
一
一人
一寸
一言
一時
一昨日
一日
一度
一所
一瞥