“ひとふさ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
一房80.0%
一総20.0%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
一房ひとふさしぼっては、文芸倶楽部ぶんげいくらぶの芸者の写真を一枚はぐり、一房しぼっては一枚はぐる。
野分 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
余は夏蜜柑なつみかんの皮をいて、一房ひとふさごとに裂いてはみ、裂いては噛んで、あてどもなくさまようていると、いつのにやら幅一間ぐらいの小路しょうじに出た。
京に着ける夕 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
問はまく思ふ心はありながら、また寸時も早く逃出のがれいでんと胸のみ轟かすほどに、やがて女はわが身を送出でて再び葡萄棚の蔭を過ぐる時みのれる一総ひとふさの取分けて低く垂れたるを見、栗鼠りすのやうなる声立ててわが袖を捉へ忽ちわが背にぢつ。
葡萄棚 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)