トップ
>
一役
>
ひとやく
ふりがな文庫
“
一役
(
ひとやく
)” の例文
皿
(
さら
)
何人前、
膳
(
ぜん
)
何人前などと箱書きしたものを出したり入れたりするだけでも、主婦の
一役
(
ひとやく
)
だ。
夜明け前:01 第一部上
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
ただこの葬式の喜劇の中に彼自身も弔辞の作者と云う
一役
(
ひとやく
)
を振られていることは、——と云うよりもむしろそう云う事実をあからさまに見せつけられることはとにかく余り愉快ではない。
文章
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
でもまあ、なんて
生気
(
せいき
)
の無い顔をした
奴
(
やつ
)
ばかりなんだろう。学生が五人。女が三人。ひでえ女だ。永遠に、
従妹
(
いとこ
)
ベット
一役
(
ひとやく
)
だ。他は皆、生活に疲れた顔をした背広姿の三十前後の人たちである。
正義と微笑
(新字新仮名)
/
太宰治
(著)
彼
(
あ
)
れもまた
一役
(
ひとやく
)
で、
悉皆
(
すっかり
)
出来た処で
此品
(
これ
)
を持ち、
高崎
(
たかさき
)
や
前橋
(
まえばし
)
の六
斎市
(
さいいち
)
の立ちまする処へ往って売るのでございますが、前橋は県庁がたちまして、
大分
(
だいぶ
)
繁昌でございまして、只今は
猶
(
なお
)
盛んで有りますが
霧陰伊香保湯煙
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
一
常用漢字
小1
部首:⼀
1画
役
常用漢字
小3
部首:⼻
7画
“一”で始まる語句
一
一人
一寸
一言
一時
一昨日
一日
一度
一所
一瞥