“ざれ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
60.0%
20.0%
狎戲20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
奄美大島あまみおおしま民謡大観』を読んでみると、島の宴飲には最も即興の歌が珍重せられ、殊に男女の間には歌競うたきそいのざれがあって、返歌の慧敏けいびんなるものが永く異性の愛好をつないだことを述べている。
木綿以前の事 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
わざの手振のざればみに笑み廣ごりて興じ合ふ
泣菫詩抄 (旧字旧仮名) / 薄田泣菫(著)
不容貌ぶきりやうな爲に拾手ひろひてが無かつたのだとでも見るかと思つてるからなので、其麽そんな女だから、何の室へ行つても、例の取て投げる樣な調子で、四邊あたり構はず狎戲ざれる、妙な姿態しなをする。
菊池君 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)