“呪文”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
じゅもん83.3%
じゆもん14.8%
おまじない0.9%
インカンテーション0.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
また、舟待ちするにも呪文じゅもんを信じて、その心に安んずるところあれば、たとい現に舟待ちすることあるも、さほどに感ぜざるべし。
妖怪学 (新字新仮名) / 井上円了(著)
家へ帰つて色々古い書物をあさつて見ると、封を解く呪文じゆもんだけはうにか了解のみこめたが、さて封を解いたものかうか一寸始末に困つた。
「何ですかね、蛇だとか、いろいろな毒虫を見ると、何か呪文おまじないのような事を言って、すぐそれを殺してしまうのです。私の祖母おばあさんもやりますよ。」
北国の人 (新字新仮名) / 水野葉舟(著)
それがこの一風変わった西欧詩人の筆に写し出されたのを読んでみると実に不思議な夢の国の幻像を呼び出す呪文インカンテーションででもあるように思われて来る。