“モザイク”のいろいろな漢字の書き方と例文
ひらがな:もざいく
語句割合
切嵌20.0%
剪嵌細工20.0%
寄木20.0%
嵌木細工20.0%
嵌石細工20.0%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
床の中央には、大魚の腹中にある約拿ヨナを図案化したコプト織の敷物が敷かれ、その部分の床は、色大理石とはぜの木片を交互に組んだ車輪模様の切嵌モザイク
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
そこの床には、リラと暗紅色の七宝しっぽう模様が切嵌モザイクを作っていて、それと、天井に近い円廊をめぐっている壁画との対照が、中間に無装飾の壁があるだけいっそう引き立って、まさに形容を絶した色彩を作っていた。
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
それで、私が火を眺めて描いてゐた剪嵌細工モザイクはすつかりこはされて、それと一緒に獨りぽつちの寂しさを襲ひはじめてゐた、なんとなく重い嫌な氣もまた散つて了つた。
何かの拍子で、朝鮮団扇が、先生の手をすべつて、ぱたりと寄木モザイクの床の上に落ちた。
手巾 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
そして、花にかこまれた玄関には、アカンザス模様を彫刻した幾本かの大理石の円柱がそそり立ち、中へ踏み込めば、そこには大広間の嵌木細工モザイクの床の半ばをおおうて、月桂樹の老木が円天井を衝かんばかりに蓊鬱おううつとした葉を繁らせて、その翠緑の色を傍の青苔の蒸した浴池が水に浸しているのであった。
ウニデス潮流の彼方 (新字新仮名) / 橘外男(著)
夫人は「古物の類は皆な博物館に寄附して、今は家に殘れるものもなし、されど御見せ申す可きものこそあれ」とて、我等を大きな舞踏室に導かれると、床は悉く大理石の嵌石細工モザイクで、トロイやミケーネ發見の人面土器などを模樣に現はし、天井の壁畫には二三の天使が、發掘を助けてゐる處を描いてある。
シュリーマン夫人を憶ふ (旧字旧仮名) / 浜田青陵(著)