“やどりぎ”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:ヤドリギ
語句割合
寄生木92.9%
寄木3.6%
寄生樹3.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
前夜戀人の父から絶縁の一書を送られて血を吐く思の胸を抱いて師團の中尉寄生木やどりぎの篠原良平が見物に立まじつたも此春光臺であつた。
熊の足跡 (旧字旧仮名) / 徳冨蘆花(著)
田舎みやげの話し草に、若宮前で御神楽おかぐらをあげて、ねじりろうの横手を通ると、種々の木の一になって育って居る木がある。寄木やどりぎ、と札を立てゝある。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
ユール・クロッグ〔クリスマス・イーヴに焚く木〕やクリスマスの蝋燭は絶やさぬやうに燃され、寄生樹やどりぎは白い實をつけて掲げられ、綺麗な女中たちに今にも危險をふりかけさうであつた。