“トルコ”のいろいろな漢字の書き方と例文
ひらがな:とるこ
語句割合
土耳古80.3%
土耳其17.1%
土耳格1.3%
土耳斯1.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
T君は勿論(もちろん)僕などよりもこう云う問題に通じていた。が、逞(たくま)しい彼の指には余り不景気には縁のない土耳古(トルコ)石の指環(ゆびわ)も嵌(は)まっていた。
歯車 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
するとちょうどそこへ、真赤な土耳其(トルコ)帽をかぶった、痩(や)せぎすな大学生が一人、金釦(きんボタン)の制服に短い外套を引っかけて、勢いよく外からはいって来た。
路上 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
唯だ骨喜店(カツフエエ)の前には、幾個の希臘人、土耳格(トルコ)人などの彩衣を纏ひて、口に長き烟管(きせる)を啣(ふく)み、默坐したるあるのみ。
友は我を慰めて云ふやう。彼夫人の期せずして我等と物言ひしは、或は他日我等に利あらんも知るべからず。斯く言へば土耳格(トルコ)人めきたれど、われは運命論者なり。
今日は退省後と見えて不断着の秩父縞(ちちぶじま)の袷衣(あわせ)の上へ南部の羽織をはおり、チト疲労(くたび)れた博多の帯に袂(たもと)時計の紐(ひも)を捲付(まきつ)けて、手に土耳斯(トルコ)形の帽子を携えている。
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)