“トルコ”のいろいろな漢字の書き方と例文
ひらがな:とるこ
語句割合
土耳古80.3%
土耳其16.9%
土耳格1.4%
土耳斯1.4%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その瞳は翁吉喇土オンギラアトの湖のごとく、口唇くちびる土耳古トルコ石、吐く息は麝香猫じゃこうねこのそれにも似て——。
——此の国ではコナンドイルがスピリチュアリズムに凝っていましたが。彼は私の妻の前身は土耳古トルコのサルタンだって言って居ました
ガルスワーシーの家 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
どういう淹れ方か? 私は一遍、東京で土耳古トルコ風の淹れ方だとかいって、叔父の相伴しょうばんをしたことがありましたが、ちょうどそれと同じでした。
墓が呼んでいる (新字新仮名) / 橘外男(著)
マカラム街の珈琲コーヒー店キャフェ・バンダラウェラは、雨期の赤土のような土耳古トルコ珈琲のほかに、ジャマイカ産の生薑しょうが水をも売っていた。
ヤトラカン・サミ博士の椅子 (新字新仮名) / 牧逸馬(著)
妾と土耳古トルコの民族の最初の祖先の回鶻ウイグル人が国家の亡びるその際にひそかに隠したそれらの富を一緒にさがそうではありませんか。
沙漠の古都 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
瑞西スイス土耳其トルコ勃牙利ブルガリアの二十六ヵ国の全権大使が会合して、国際的争議を解決するに、出来るだけ居中きょちゅう調停、仲裁裁判の如き平和的方法に依らむことを決議し
文明史上の一新紀元 (新字新仮名) / 大隈重信(著)
滿谷が起きた様だから行つて見ると小豆あづき色の寝巻のまゝで黒い土耳其トルコ帽をかぶつた滿谷は
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
土耳其トルコであつた話である。あすこの或る信心深い富豪かねもちが大病にかゝつて死にかけたので、一人息子を枕もとに呼んで、遺産の始末を細々こま/″\と話した。
浴衣一枚の事で、いろいろのなまめかしい身の投げざまをした若い女たちの身体の線が如何にも柔く豊かに見えるのが、自分をして丁度、宮殿の敷瓦しきがわらの上につど土耳其トルコ美人のむれを描いたオリヤンタリストの油絵に対するような
夏の町 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
土耳其トルコの天子が廃されたじゃないかと云う。
それから (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
斯く言へば土耳格トルコ人めきたれど、われは運命論者なり。
今日は退省後と見えて不断着の秩父縞ちちぶじま袷衣あわせの上へ南部の羽織をはおり、チト疲労くたびれた博多の帯にたもと時計のひも捲付まきつけて、手に土耳斯トルコ形の帽子を携えている。
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)