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タウエル
ふりがな文庫
“タウエル”の漢字の書き方と例文
語句
割合
西洋手拭
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
西洋手拭
(逆引き)
三四郎は此男に見られた時、何となく
極
(
きま
)
りが
悪
(
わる
)
かつた。
本
(
ほん
)
でも読んで気を紛らかさうと思つて、
革鞄
(
かばん
)
を
開
(
あ
)
けて見ると、
昨夜
(
ゆふべ
)
の
西洋手拭
(
タウエル
)
が、
上
(
うへ
)
の所にぎつしり
詰
(
つま
)
つてゐる。
三四郎
(新字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
三四郎はついと立つて、
革鞄
(
かばん
)
の
中
(
なか
)
から、キヤラコの
襯衣
(
しやつ
)
と
洋袴下
(
づぼんした
)
を出して、それを
素肌
(
すはだ
)
へ着けて、其上から紺の
兵児帯
(
へこおび
)
を
締
(
し
)
めた。それから
西洋手拭
(
タウエル
)
を
二筋
(
ふたすぢ
)
持つた
儘
(
まゝ
)
蚊帳
(
かや
)
の
中
(
なか
)
へ這入つた。
三四郎
(新字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
三四郎はついと立って、鞄の中から、キャラコのシャツとズボン下を出して、それを
素肌
(
すはだ
)
へ着けて、その上から
紺
(
こん
)
の
兵児帯
(
へこおび
)
を締めた。それから
西洋手拭
(
タウエル
)
を
二筋
(
ふたすじ
)
持ったまま蚊帳の中へはいった。
三四郎
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
三四郎は
西洋手拭
(
タウエル
)
を
広
(
ひろ
)
げて、これを自分の領分に二枚続きに長く敷いて、其上に細長く寐た。其晩は三四郎の手も足も此幅の狭い
西洋手拭
(
タウエル
)
の
外
(
そと
)
には一寸も
出
(
で
)
なかつた。女とは
一言
(
ひとこと
)
も
口
(
くち
)
を利かなかつた。
三四郎
(新字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
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