“オン”のいろいろな漢字の書き方と例文
ひらがな:おん
語句割合
50.0%
25.0%
12.5%
12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
でもおまへさまは、尊いオン神に仕へてゐる人だ。おれのからだに、サハつてはならない。そこに居るのだ。ぢつとそこに、蹈みトマつて居るのだ。——あゝおれは、死んでゐる。死んだ。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫釈迢空(著)
蓬莱建介は、何のことだかわからないが、彼女のつけたアダナのオンがよいと云った。
華々しき瞬間 (新字新仮名) / 久坂葉子(著)
いいえ、オンですよ、ね、バルシク、この猫は手術を受けたんですよ。その前は太ってころころしてたんだが痩せちまった。
バルシク? オンなの、この猫。
そこで、女を洒落しゃれにオニ(オン)と言い、美しい女ほどオニになりたがる。オニ籠れりということは、美しい女がいるという平安朝の洒落であったということです。
大菩薩峠:37 恐山の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)