“をみなへし”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
女郎花96.2%
敗醤花3.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
其處そこにはもうそつけなくなつた女郎花をみなへしくきがけろりとつて、えだまでられたくりひくいながらにこずゑはうにだけはわづかんでる。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
小野の頼風が塚に生ひけん草を男郎花をとこへしとよび、女の塚なるをこそ女郎花をみなへしとは呼べ。我が文ぞ僞りなる。あな物狂ほし。
俳諧師 (旧字旧仮名) / 高浜虚子(著)
所謂七種は胡枝花はぎすゝきくず敗醤花をみなへし蘭草ふぢばかま牽牛花あさがほ瞿麦なでしこである。わたくしの嘗て引いた蘭の詩二首の一は此七種の詩中より取つたものである。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)