“おみなえし”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
女郎花99.0%
女道花1.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そこには、まず、入ってすぐの、萩、尾花、葛、女郎花おみなえし、藤袴……そうした立札だけの荒れた土の中にむなしく残った一くるわ境界けいかい
春泥 (新字新仮名) / 久保田万太郎(著)
秋の野になくてかなわぬすすきと女郎花おみなえしは、うらぼんのお精霊しょうりょうに捧げられるために生れて来たように、涙もろくひょろりと立っている。
不尽の高根 (新字新仮名) / 小島烏水(著)
そんなにして無言のままに紫苑しおんや、虎の尾や、女道花おみなえしや、みだれさいた秋草の花から花へと歩みをうつしてゆくのを、私は胸いっぱいになって
小品四つ (新字新仮名) / 中勘助(著)