“ゑちぜん”の漢字の書き方と例文
語句割合
越前100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「敦賀と申すと、あの越前ゑちぜんの敦賀でござるかな。あの越前の——」
芋粥 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
それ大雪おほゆきのために進行しんかうつゞけられなくなつて、晩方ばんがた武生驛たけふえき越前ゑちぜん)へとまつたのです。ひて一町場ひとちやうばぐらゐは前進ぜんしん出來できないことはない。
雪霊続記 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
爲にも及ばじ依て小西屋へ參りし醫師いしは何れの者やらわからずとせんついて其方も醫師の事ゆゑ今越前ゑちぜんが問たきことありそも/\醫師は螢雪けいせつの學のまどに年をかさね人の生命いのち
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)