“えちぜん”の漢字の書き方と例文
語句割合
越前100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
だから、秀吉は、かれに対しては、本領の若狭わかさ近江おうみ越前えちぜん加賀かがの一部など、百万石に近い報酬ほうしゅうと優遇をもってした。当然な報恩である。
新書太閤記:11 第十一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
水野越前えちぜん勤倹御趣意きんけんごしゅいのときも、鼈甲べっこうかんざしをさしていて、外出するときは白紙かみを巻いて平気で歩いたが、連合つれあい卯兵衛が代っておとがめをうけたのだ。
大体石屋根は日本で極めて珍らしく、越前えちぜんや紀伊に多少あると聞いたが、それは皆普通の屋根瓦をした形である。
野州の石屋根 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)