“わるがみ”の漢字の書き方と例文
語句割合
悪神100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
さっきのくまをさし向けた熊野の山の荒くれた悪神わるがみどもは、ひとりでにばたばたとたおれて死にました。
古事記物語 (新字新仮名) / 鈴木三重吉(著)
そのとき六部ろくぶは、「どうもかみさまといっているが、これはきっとなにかのわるものちがいない、ちょうどさいわ今夜こんやはここに一晩ひとばんまって、悪神わるがみ正体しょうたい見届みとどけてやろう。」という決心けっしんをしました。
しっぺい太郎 (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
それから大和やまとへおひきかえしになる途中で、いろんな山の神や川の神や、穴戸あなどの神ととなえて、方々の険阻けんそなところにたてこもっている悪神わるがみどもを、かたはしからお従えになった後
古事記物語 (新字新仮名) / 鈴木三重吉(著)
われわれの子孫たちはそれを平らげようとして、悪神わるがみどもから苦しめられている。
古事記物語 (新字新仮名) / 鈴木三重吉(著)