“るいじんえん”の漢字の書き方と例文
語句割合
類人猿100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
このユートピアンの努力の結果はつまり人間を次第に類人猿るいじんえんの方向に導くということになるかもしれないということである。
災難雑考 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
ほねといつても、たゞ頭蓋骨ずがいこついたゞき、いはゆるあたまさら部分ぶぶんひだりもゝほね一部分いちぶぶん臼齒きゆうしたばかりでありますが、これを調しらべてると、どうしても今日こんにち類人猿るいじんえんとはちがつて
博物館 (旧字旧仮名) / 浜田青陵(著)
あるいはひょっとしたらわれわれの祖先の類人猿るいじんえん時代のある感覚の記憶でないとも言われないと思ったりした。
芝刈り (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
それはたゞひとつの下顎骨かがくこつでありますが、このほねあご内側うちがは引込ひつこみ、今日こんにち人間にんげんとはよほどちがつてゐますけれども、類人猿るいじんえんとはまつた別種べつしゆであり、もはや人間にんげん仲間なかまであることはあきらかであります。
博物館 (旧字旧仮名) / 浜田青陵(著)