“りょうこ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
両虎25.0%
陵戸12.5%
両個12.5%
梁庫12.5%
涼子12.5%
菱湖12.5%
領戸12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
両虎りょうこ競食きょうしょくけい
三国志:04 草莽の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
その官に属するものは、前の官戸というものにも似、陵戸りょうこもまた雑戸ざっこの一つと云ってよい様ではありますが、雑戸ざっこはもとより賤民というではない。
陵戸りょうこは賤民として疎外されますから、逃亡したりなどしてだんだんと減って来る。これに反して陵墓の数は次第に増して、墓守の需要はますます多くなって来る。
さればかの黒色こくしょく白色はくしょくとの強き対照によりて有名なる雪中相合傘せっちゅうあいあいがさの図の如きは両個りょうこの人物共に頭巾ずきんかぶれるがため男女の区別全く判明しがたきものとはなれり。
江戸芸術論 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
馬匹数十頭、兵舟百余艘、弩弓どきゅう、よろいかぶと石火矢砲いしびやほう帆布はんぷ、糧食など、すべて梁庫りょうこに入れられた。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
そこへ岡見は妹の涼子りょうこを連れて来ていた。
桜の実の熟する時 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
栄二は芳古堂で十年も手習いをし続け、朋輩ほうばいの中では上手の内にかぞえられていた。彼は広沢こうたく菱湖りょうこが好きであり、唐様からようも和様も本筋に習った。
さぶ (新字新仮名) / 山本周五郎(著)