“よえい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
余映33.3%
余栄33.3%
余翳33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
西陽にしびの影はもう大地にない。あか余映よえいを雲の端にのこしているだけだった。
新書太閤記:05 第五分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
にんこゝろざしをたて国家こくかため其身そのみをいたせば、満都まんとひとな動かされて梅の花さへ余栄よえいたり、人は世にひゞわたるほどの善事よきことしたきものなり、人は世に効益かうえきあたふる大人君子たいじんくんしむかひては
隅田の春 (新字旧仮名) / 饗庭篁村(著)
今ここの青山南町の家は、もはや、心理の上にその余翳よえいけたようなものの、まだ住いを華やがす気持にはならなかった。
雛妓 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)