“よえ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
83.3%
16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
仙「えお侍、訳は知りませんがこれは仲の幇間で、一人は通り掛りの者だ、よええ町人をつらめえて御詫ごたくを云わなくッても宜かろう、エお侍」
仙「わっちは通りがゝりのものだが、見兼たからなけ這入へえったのだ、よええ町人を斬るのるのと仰しゃるが、弱えものを助けるのが本当のお侍だ」
二月こそ可けれ、三月四月に及びては、精神瞢騰もうとうとして常によえるが如く、身躰からだいたく衰弱しつ、元気次第に消耗せり。
黒壁 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)