“ゆるがせ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
90.0%
忽諸5.0%
5.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
人情なればこの婦人をいたわりてやるはずなれど、大犯罪人前にあり、これゆるがせにすべからずと、泰助は急ぎ身支度して、雪の下へと出行きぬ。
活人形 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
一々底意ありて忽諸ゆるがせにすべからざる女の言を、彼はいと可煩わづらはしくて持余もてあませるなり。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
一 それ女子にょしは成長して他人の家へ行きしゅうとしゅうとめつかふるものなれば、男子なんしよりも親の教ゆるがせにすべからず。
女大学評論 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)