“やまびこ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
山彦73.3%
反響6.7%
山精6.7%
山響6.7%
木精6.7%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「私が行って人を起こそう。手をたたくと山彦やまびこがしてうるさくてならない。しばらくの間ここへ寄っていてくれ」
源氏物語:04 夕顔 (新字新仮名) / 紫式部(著)
重々しくひびく山彦やまびこの声。碧海島の山も峰も、また昭和遊撃隊に、わかれをつげているのではないだろうか。
昭和遊撃隊 (新字新仮名) / 平田晋策(著)
と百合子は雪洞を高く差しあげて、これ位の大きな声を挙げても平気だといふことを披露するために、反響やまびこを面白がる子供のやうに——「こんばんわ!」などゝ叫んだ。
南風譜 (新字旧仮名) / 牧野信一(著)
と一人の阿闍梨は言い、番人の翁を呼ぼうとすると山響やまびこの答えるのも無気味であった。翁は変な恰好かっこうをし、顔をつき出すふうにして出て来た。
源氏物語:55 手習 (新字新仮名) / 紫式部(著)
「狐狸の悪戯いたずらか天狗の業か、何んにしても稀有けうの事ではある。声はあっても形はない木精やまびこそっくりのはなわざじゃ」
蔦葛木曽棧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)