“山響”の読み方と例文
読み方割合
やまびこ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
と一人の阿闍梨は言い、番人の翁を呼ぼうとすると山響やまびこの答えるのも無気味であった。翁は変な恰好かっこうをし、顔をつき出すふうにして出て来た。
源氏物語:55 手習 (新字新仮名) / 紫式部(著)
従兄の声や番頭の声がとんきやうに渓々たに/\から聞えて来ました。物を云つて山響やまびこの答へるのを聞くのも面白く思はれました。
私の生ひ立ち (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)