“やまかぜ”の漢字の書き方と例文
語句割合
山風100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
夕方ゆふがたそらには、いつぱいくもみだれてゐて、あちらこちらにはやまはつてゐるとききおろす山風やまかぜが、あら/\しくいてゐる。そのにもみゝにも、すさまじい景色けしき
歌の話 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
直二と先任将校の乗っている艦上機は、予定通り、近所を航進中の、駆逐艦山風やまかぜに救い上げられた。山風は直ちに隊列を離れて、旗艦陸奥きかんむつに向けて急航して行った。
空襲葬送曲 (新字新仮名) / 海野十三(著)
たちまち、青葉あおばうえ波立なみだっていました山風やまかぜおそってきて、このがさをさらってゆきました。
日がさとちょう (新字新仮名) / 小川未明(著)