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やぶだたみ
ふりがな文庫
“やぶだたみ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句
割合
藪畳
93.8%
薮畳
6.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
藪畳
(逆引き)
根笹
(
ねささ
)
や
青薄
(
あおすすき
)
に
交
(
まじ
)
って
漆
(
うるし
)
の木などの生えた
藪畳
(
やぶだたみ
)
の中へ落ちて
茨
(
いばら
)
に手足を傷つけられるかであった。
馬の顔
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
そこは
入間川
(
いるまがわ
)
と
高麗川
(
こまがわ
)
の二水にはさまれていて、幾ツもの低い岡や静脈のごとき支流の水や、同じような土橋や
藪畳
(
やぶだたみ
)
や森や池や窪地の多いため、ここへ足を入れた旅人は
江戸三国志
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
やぶだたみ(藪畳)の例文をもっと
(15作品)
見る
薮畳
(逆引き)
薮畳
(
やぶだたみ
)
を控えた広い平地にある紙漉場の
葭簀
(
よしず
)
に、温かい日がさして、
楮
(
かぞ
)
を浸すために
盈々
(
なみなみ
)
と
湛
(
たた
)
えられた水が
生暖
(
なまあたた
)
かくぬるんでいた。そこらには桜がもう咲きかけていた。
あらくれ
(新字新仮名)
/
徳田秋声
(著)
鬱蒼
(
うっそう
)
とした其処ここの
杉柏
(
さんぱく
)
の梢からは、
烟霧
(
えんむ
)
のような
翠嵐
(
すいらん
)
が起って、細い雨が明い日光に
透
(
すか
)
し
視
(
み
)
られた。思いもかけない
山麓
(
さんろく
)
の傾斜面に
痩
(
や
)
せた田畑があったり、厚い
薮畳
(
やぶだたみ
)
の蔭に、人家があったりした。
あらくれ
(新字新仮名)
/
徳田秋声
(著)
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