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薮畳
ふりがな文庫
“薮畳”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
やぶだたみ
50.0%
やぶだた
50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
やぶだたみ
(逆引き)
薮畳
(
やぶだたみ
)
を控えた広い平地にある紙漉場の
葭簀
(
よしず
)
に、温かい日がさして、
楮
(
かぞ
)
を浸すために
盈々
(
なみなみ
)
と
湛
(
たた
)
えられた水が
生暖
(
なまあたた
)
かくぬるんでいた。そこらには桜がもう咲きかけていた。
あらくれ
(新字新仮名)
/
徳田秋声
(著)
鬱蒼
(
うっそう
)
とした其処ここの
杉柏
(
さんぱく
)
の梢からは、
烟霧
(
えんむ
)
のような
翠嵐
(
すいらん
)
が起って、細い雨が明い日光に
透
(
すか
)
し
視
(
み
)
られた。思いもかけない
山麓
(
さんろく
)
の傾斜面に
痩
(
や
)
せた田畑があったり、厚い
薮畳
(
やぶだたみ
)
の蔭に、人家があったりした。
あらくれ
(新字新仮名)
/
徳田秋声
(著)
薮畳(やぶだたみ)の例文をもっと
(1作品)
見る
やぶだた
(逆引き)
はてな、そういえば、朝また、ようをたした時は、ここへ白い手が、と思う真中のは、壁が抜けて、
不状
(
ぶざま
)
に壊れて、向うが
薮畳
(
やぶだた
)
みになっていたのを思出す。
古狢
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
薮畳(やぶだた)の例文をもっと
(1作品)
見る
薮
漢検準1級
部首:⾋
16画
畳
常用漢字
中学
部首:⽥
12画
“薮”で始まる語句
薮
薮椿
薮蚊
薮川新田
薮入
薮蛇
薮柑子
“薮畳”のふりがなが多い著者
徳田秋声
泉鏡花