薮畳やぶだた)” の例文
はてな、そういえば、朝また、ようをたした時は、ここへ白い手が、と思う真中のは、壁が抜けて、不状ぶざまに壊れて、向うが薮畳やぶだたみになっていたのを思出す。
古狢 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)