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もめんもの
ふりがな文庫
“もめんもの”の漢字の書き方と例文
語句
割合
木綿物
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
木綿物
(逆引き)
田畑は
勿論
(
もちろん
)
宅地
(
たくち
)
もとくに
抵当
(
ていとう
)
に入り、一家中
日傭
(
ひやとい
)
に出たり、おかみ
自身
(
じしん
)
手織
(
ており
)
の
木綿物
(
もめんもの
)
を負って売りあるいたこともあったが、要するに石山新家の没落は眼の前に見えて来た。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
今日阪神電車に乗ると、私の前に
齢
(
とし
)
の頃は四十恰好の職人風らしい男が腰をかけてゐた。
木綿物
(
もめんもの
)
だが
小瀟洒
(
こざつぱり
)
した
身装
(
みなり
)
をしてゐるのにメリヤスの
襦袢
(
シヤツ
)
のみは
垢染
(
あかじ
)
んで薄汚かつた。
茶話:02 大正五(一九一六)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
湯帰りと見えて、
縞
(
しま
)
の
半纏
(
はんてん
)
の肩へ
濡
(
ぬ
)
れ
手拭
(
てぬぐい
)
を掛けたのだの、
木綿物
(
もめんもの
)
に
角帯
(
かくおび
)
を
締
(
し
)
めて、わざとらしく
平打
(
ひらうち
)
の羽織の
紐
(
ひも
)
の真中へ
擬物
(
まがいもの
)
の
翡翠
(
ひすい
)
を通したのだのはむしろ上等の部であった。
明暗
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
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(3作品)
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