“めいぼく”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
名木80.0%
銘木20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
みなさんこんないろ/\のわけをおはなししたら、われ/\がおたがひに、いまそだつてゐるすべての老樹ろうじゆ名木めいぼくを、ます/\大事だいじにして
森林と樹木と動物 (旧字旧仮名) / 本多静六(著)
蘭燈らんとうの珠の光や名木めいぼくのかそけきにおいが、御簾みすごしにうかがわれる。やんごとないお人の影と向いあって、李師々りししの白い横顔もしゃの中の物みたいだった。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
一應も二應もつた家で、庭の掃除さうぢもよく行屆き、向うの方には銘木めいぼくたくはへて置く物置やら土藏やら、滅多に開けたことのない門などが見えてをります。
「おのれ、それには、今日の御所の御宴ぎょえんで、姫君がさるお方からいただいた伽羅きゃら銘木めいぼくが入っているのじゃ、下人などが手にふれたら、罰があたるぞ、返やせ、返やせ!」
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)