“むほう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
無法50.0%
無縫50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
もし無法(むほう)なものがあって、私(わたし)たちに石(いし)を投(な)げたり、また捕(と)らえたりするものがあれば、そのものはみんなから罰(ばっ)せられるでありましょう……。
兄弟のやまばと (新字新仮名) / 小川未明(著)
それに実際(じっさい)そこを海岸と呼ぶことは、無法(むほう)なことではなかったのです。なぜならそこは第(だい)三紀(き)と呼ばれる地質時代(ちしつじだい)の終(おわ)り頃(ごろ)、たしかにたびたび海の渚(なぎさ)だったからでした。
イギリス海岸 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
お互い同志が自分の馬鹿にウスウス気付いたところを見計(みはか)らってワッと笑わせて、万事OKの博多二輪加にして行く手腕に至っては、制電(せいでん)の機、無縫(むほう)の術、トテモ人間業(わざ)とは思えなかった。
近世快人伝 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
「その儀に就いてなれば、疾(と)くここに陣した初めに、呉々申し渡してある。謙信に何ら策無し、無策を以て策とする、虚白(きょはく)、無縫(むほう)の体。そんな事、何度もいう要はない。ただ一言でも悟り得いでか」
上杉謙信 (新字新仮名) / 吉川英治(著)