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むかんしん
友だちは、らんについて、
無関心のもののごとくただ
故郷の
山の
美しさを
讃美して、きかせたのであります。
なぜなら、
世間は、
戦争にたいして
無関心なのか、それとも
軍人が
戦争にいって
負傷をするのをあたりまえとでも
思っているのか、どちらかのようにしか
考えられなかったからでした。
偶然のことから、
私は、らんに
興味をもつようになりました。いままでは
無関心にこれを
見ていて、ただ
普通の
草の一
種としか
思われなかったのが、
特別、
高貴なもののように
思いはじめたのです。