“みなこ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
美奈子66.7%
皆之33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そのうちに、美奈子みなこ達の一行は改札口を出ていた。駅前の広場には、赤帽が命じたらしい自動車が二台、美奈子達の一行を待っていた。
真珠夫人 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
どちらも社長のお覚え目出度めでたかったのですが、何の因果か、二人はたった一人の女——社長の娘の美奈子みなこというのを恋するようになって、ここに才人と努力家と、醜男と美男子と
彼処に、林子爵ししゃくが持っていた別荘を、此春譲って貰ったのだが、此夏美奈子みなこが避暑に行っただけで、わしはまだ二三度しか宿とまっていないのだ。
真珠夫人 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
貴女は、何時でも、美奈子みなこさんをお誘いになる。美奈子さんが、進まれない時でも、貴女は美奈子さんを、いろ/\すすめてお連れになる。
真珠夫人 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
されば大恩だいおん教主けうしゆ阿含あごん説法せつぱう志道軒しだうけん隆々りゆう/\木陰ぼくいん揮回ふりまはす、皆之みなこれこ〻の呼吸こきふ呑込のみこんでのうへはなしなり。
為文学者経 (新字旧仮名) / 内田魯庵三文字屋金平(著)
皆之みなこ小説せうせつ功徳くどくなりといふ。
為文学者経 (新字旧仮名) / 内田魯庵三文字屋金平(著)