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まつかしわ
ふりがな文庫
“まつかしわ”の漢字の書き方と例文
語句
割合
松柏
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
松柏
(逆引き)
また
辰巳
(
たつみ
)
には
松柏
(
まつかしわ
)
の生い茂りました青山が
峨々
(
がゞ
)
とそびえ、その洞にある醍醐寺からは
遠寺
(
とおでら
)
の晩鐘がきこえて参ります。
聞書抄:第二盲目物語
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
断崖
(
だんがい
)
の左右に
聳
(
そび
)
えて、点滴声する処ありき。雑草高き
径
(
こみち
)
ありき。
松柏
(
まつかしわ
)
のなかを
行
(
ゆ
)
く処もありき。きき知らぬ鳥うたえり。褐色なる獣ありて、おりおり
叢
(
くさむら
)
に躍り入りたり。
竜潭譚
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
断崖の左右に
聳
(
そび
)
えて、
点滴
(
てんてき
)
声
(
こえ
)
する
処
(
ところ
)
ありき。
雑草
(
ざつそう
)
高き
径
(
こみち
)
ありき。
松柏
(
まつかしわ
)
のなかを
行
(
ゆ
)
く
処
(
ところ
)
もありき。きき知らぬ鳥うたへり。褐色なる
獣
(
けもの
)
ありて、をりをり
叢
(
くさむら
)
に
躍
(
おど
)
り入りたり。
竜潭譚
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
幾株となき
松柏
(
まつかしわ
)
の根こそぎになりて谷間に吹倒されしに山腹の土落ちたまりて、底をながるる谷川をせきとめたる、おのずからなる堤防をなして、
凄
(
すさ
)
まじき水をば
湛
(
たた
)
えつ。
竜潭譚
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
幾株
(
いくかぶ
)
となき
松柏
(
まつかしわ
)
の根こそぎになりて谷間に
吹倒
(
ふきたお
)
されしに山腹の
土
(
つち
)
落ちたまりて、底をながるる谷川をせきとめたる、おのづからなる堤防をなして、
凄
(
すさ
)
まじき水をば
湛
(
たた
)
へつ。
竜潭譚
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
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