“またまた”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
又復40.0%
亦復20.0%
又々20.0%
復々20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
又復またまた被害者、川口に浮かぶ
人間製造 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
藝備偉人伝は、蘭軒を載せた下巻がわたくしの手許に無いが、同じ著者の「頼山陽」に引いた文を見れば、亦復またまた編年では無ささうである。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
通途つうづには孔子の門人の筆する所だとなつてゐる。此書の一本に「古文孝経孔氏伝」がある。孔氏くしとは孔安国くあんごくで、孔子十一世の孫である。此孔伝が果して孔安国の手に成つたか否かは、亦復またまた不詳である。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
びっくりしたわたくし御返答ごへんじをしようとするもあらせず、おじいさんの姿すがた又々またまたけむりのようにそばからえてくなってしまいました。
本所ノ道具市ヘ出テハモウケスルコトガヨカッタカラ、復々またまた金ガ出来ル故ニ、諸所ノコン意ノ者ガ困ルト聞クト、助ケテヤッタ故、ミンナガヒイキヲシテ、イロイロ刀ヲ持ッテ来ルカラ
大菩薩峠:40 山科の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)