“まいそう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
埋葬68.8%
昧爽31.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
十二、各事件を通じて、死体はいずれも最少の費用と、最大の速度と、もっとも不鮮明なる方法とによって埋葬まいそうされていること。
浴槽の花嫁 (新字新仮名) / 牧逸馬(著)
「丞相、あなたのお眼には、そう映りますか。それがしの眼には、墳墓ふんぼに並べて埋葬まいそうする犬鶏けんけい木偶でくや泥人形のようにしか見えませんが」
三国志:05 臣道の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
天人のころもはけむりのようにうすくその瓔珞ようらく昧爽まいそう天盤てんばんからかすかな光をけました。
インドラの網 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
一日昧爽まいそう櫛沐しつもくあたリ、打門ノ声甚ダ急ナルヲ聞キ、楼欄ニツテこれヲ観ルニ、客アリ。清癯せいく鶴ノ如シ。戸ニ当リテ立ツ。スミヤカニ倒屣とうしシテ之ヲ迎フ。既ニシテ門ニ入リ名刺ヲ出ダス。
斗南先生 (新字新仮名) / 中島敦(著)