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ぼんせき
ふりがな文庫
“ぼんせき”の漢字の書き方と例文
語句
割合
盆石
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
盆石
(逆引き)
それは全く庭園の境地であり、園芸植物の宝庫であるといえる。かくて熔岩の一ツ一ツは実に見事なる巨大の
盆石
(
ぼんせき
)
で、三十町の熔岩流は実にまた驚くべき一大盆景なのである。
雲仙岳
(新字新仮名)
/
菊池幽芳
(著)
さて
眺望
(
みわたせ
)
ば越後はさら也、
浅間
(
あさま
)
の
烟
(
けふり
)
をはじめ、信濃の連山みな
眼下
(
がんか
)
に
波濤
(
はたう
)
す。
千隈
(
ちくま
)
川は白き糸をひき、佐渡は青き
盆石
(
ぼんせき
)
をおく。能登の
洲崎
(
すさき
)
は
蛾眉
(
がび
)
をなし、越前の遠山は
青黛
(
せいたい
)
をのこせり。
北越雪譜:06 北越雪譜二編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
雲飛は
所謂
(
いはゆ
)
る
掌中
(
しやうちゆう
)
の
珠
(
たま
)
を
奪
(
うば
)
はれ殆ど
死
(
し
)
なうとまでした、
諸所
(
しよ/\
)
に人を
出
(
だ
)
して
搜
(
さが
)
さしたが
踪跡
(
ゆきがた
)
が
全
(
まる
)
で
知
(
しれ
)
ない、其中二三年
經
(
た
)
ち或日
途中
(
とちゆう
)
でふと
盆石
(
ぼんせき
)
を賣て居る者に
出遇
(
であつ
)
た。
石清虚
(旧字旧仮名)
/
国木田独歩
(著)
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